【海のパンダ?】国内ラッコ飼育数15頭に激減の衝撃!!ヒソヤカに光る希望の灯火とは!!【癒やし】その1
1996年・122頭(28施設)→2014年1月・27頭(施設数不明)→2015年・15頭(10施設)(2015年1月スマスイ広報誌より)。国内のラッコ飼育数が激減していることは数年前から問題視されてきておりまして、ネット上の記事でも取り上げられています。2015年・15頭という数字は、ラッキー君が一面記事で登場した須磨海浜水族園情報誌2015年1月号で確認できました。公式発表に近い最新のデータであると言えます。
ピーク時の122頭が、現在15頭ということも驚きですが、この1年間で約半数になってしまったことに、より深刻さを感じます。2014年1月・27頭のうち15歳以上(高齢ラッコ)が9頭とのことでしたので、死亡の大半は高齢ラッコということになります。そもそもの原因はラッコの輸入先だった米国が、90年代後半から輸出禁止にしたこと、そして水族館での繁殖が困難であるということによります。
(大阪海遊館パタ(18歳) 2015年3月らっくん撮影)
(神戸須磨海浜水族園 ラッキー(手前・16歳) 明日香(16歳) 2015年3月らっくん撮影)
とはいえ大阪周辺で見ることができる以上の3頭は、いずれも人口繁殖に成功した国内の水族館生まれで水族館関係者の皆様の努力の賜物です。明日香は4歳のときに出産していますので繁殖世代2代目の母親ともなりました。
冒頭の須磨海浜水族園情報誌では平成24年10月に新潟市水族館からラッキー君を迎え繁殖にトライしているが、平成26年から27年にかけての冬がラストチャンスであるとしています。
ラストチャンスの冬が過ぎた現在、そしてラッキー君がきてから約3年ということで、このカップルからの赤ちゃんは望み薄です。明日香は4歳以降の妊娠がないという事実もマイナスポイントとなります。
そんな中で僅かながら明るいニュースを上げるとすれば.....
続きます。